2004年09月15日

ザ・マイスティース/ネモ

投稿者 inuman-ich : 21:03 | コメント (0) | トラックバック

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ザ・マイスティース/ネモ
¥1,890- (Substance)

1.-ネモ-
2. Salvia サルビア
3.泥棒(シーフ)
4.冬の窓
5.salvian melodicca

スカパラではない、若い世代のスカバンド。独特の切ないメロディ、日本語の響きを大切にした叙情的な歌詞、クセはあるが一度聴いたら忘れられない中毒性を持ったボーカル、そしてヤケクソにウマイ演奏。ここらへんがウマイ事絡みあってグチャグチャになって、気が付くとジャマイカで生まれたハズの『スカ』が、なにか懐かしい、昔から日本で育まれた楽曲のように感じるほど、昇華されています。
本当にスバラシイバンドです。毎リリース15万枚くらいの売上げで、長く長く続けて欲しいバンドであります。

ワシは『スカ』に関しては全くの素人なのですが、マイスティースのおかげで『スカ』のルーツを辿る決心が付きました。昨今の80's(ニューウェーブ)ブームで吐き気が止まらない日々を過ごしていたのですが、久々にワクワクしています。今までスカに興味が無かった人にも是非聴いて欲しい。
特に『はっぴぃえんど』、『サニーディサービス』のような叙情派ロックが好きな人に聴いて欲しいです。

ザ・マイスティースに興味を持った方は、下記サイトにもアクセスしてみて下さい。

1.-ネモ-

ボサノヴァ風味のロックステディな曲ってカンジなのかな?メロウでとても切ない曲です。メロディアスではあるんだけど、濃すぎないカンジ。ワシはこのくらいがちょうど良いです。胃もたれしません。秋から冬に掛けて、夜に聴くと切なさ倍増。電車や車で走りながら、流れ行く夜景を見ながら聴くと更に泣けます。終わり方も後ろ髪引かれるカンジでスバラシイです。

2. Salvia サルビア

ドラマチックな『ネモ』とは打って変わって地味めな曲です。でも、こっちの方がマイスティースっぽいかなぁと。なんというか、昭和30年代の日本の小さな田舎街に、サーカス団がやって来たってカンジなのです。よくわからん説明だけど…。ワシはマイスティースのこの手の曲が大好きなんだよね。地味なんだけど、何度聴いても飽きないし、スカパラはこういうのやらないだろうから新鮮なんだよね。この曲も『スカ』というより『ロックッステディ』になるのかな?

3.泥棒(シーフ)

テンポの速い曲です。これは『スカ』ってカンジ。でもコード進行がマイナーよりなせいか、『スカ』=『軽快』という印象は無いです。やっぱ、ちょっと切ない響き。この音源が発売されたのが冬だったから、わざとそういう風にしてるのかなぁ。でも、この『スカ』で寒さ・切なさを表現するのは、マイスティースの得意なところみたいです。とても良い。寒くて良い。早く家に帰りたくなる。

4.冬の窓

またテンポが落ちます。『サルビア』に近い曲。切なさ具合は向上してます。ホントこの手の曲を演らせたら、最高にスバラシイ音楽屋さんだなぁと思います。ジャマイカで生まれた音楽を、日本の懐かしい風景をイメージさせる楽曲として昇華させる手腕はスバラシイです。みんな、まだ若いのに。『はっぴぃえんど』の松本隆がイメージした、都市叙情のもうひとつの答えがココにある。…と思う。

5.salvian melodicca

『サルビア』のインストバージョン。featuring メロディカ。ボーカル部分をメロディカで演奏してます。切ないながらも可愛らしい響きです。メロディカの所為か、サーカス度が高まってます。完璧夕方のイメージです。遠くから豆腐屋さんのラッパの音が聞こえそうな気がします。ボールを持って追いかけましょう。